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銀行員に説得された、情けない銀行強盗?
1985年1月、東京・中野にある平和相互銀行中野北口店での出来事。
ジャンパーを着た70歳の老人が、店内に入り、カウンターに歩み寄りました。
「支店長はおるか」
そこで、預金係が、
「ご用件は?」
すると、老人はポケットから果物ナイフを取り出し、
「ゼニコを出せ」
が、対応している銀行員には、強盗に相対しているという実感がちっとも沸きません。何しろ、相手は弱そうな老人だし、武器ときたら、たかが果物ナイフです。が、一応中野署に通報しました。
預金係が、
「何故お金を出さなくてはならないんですか」
「とにかくナイフをしまうように」
などと説得すると、老人は、
「こんなことしていいわけないわな」
と言いながら、ナイフを引っ込めました。
そして、
「お帰りくださいませんか」
の声に老人が銀行から出たところを、銀行員の合図で警官が逮捕しました。

取調べによると、この老人は職探しをしていて、6万5000円すられたとかで、帰る所もない身でした。




珍事件簿 | 21:44:32 | Comments(0)